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築山良文 『四国遍路紀行 』 (文芸社,2003年)
ISBN4-8355-5051-X1941年生まれで、製造業の技術部門に勤務、2001年定年退社した著者の遍路日記です。遍路から3年後に、当時のメモを手がかりに体験を思い出しながら執筆したとのことです。
著者は、定年を待ちきれず、1999年(平成11年)1月から9回の区切り打ちで、同年11月に結願されました。愛知県から、3日ないし5日単位の区切り打ちで、思い切って札所の順番を大胆に組み替えるなど、変幻自在の遍路です。本書では、旅での行動や出会った人々との会話を書き綴り、またその場面の印象を俳句で表現しています。途中、電車やバスを利用したため、歩行距離は合計500キロだったとのことですが、所要日数はすべて歩いた場合と同等の延べ38日となりました。
「さんざん迷った挙句に思い切って出発したことがつくづく良かった」という感慨は、多くの遍路体験者に共通する思いといえるでしょう。
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